最初の課題にぶち当たったよ
とりあえず在野研究をやっているのだが、さっそく課題に直面した。
ネット上で閲覧できない論文の存在である。
大学生のときは「ま、いいか」で済ませていたものの、読みたい論文を閲覧できないことが増えてきた。
私の居住地には、公共図書館が数か所(県立・市立・大学図書館など)あるが、残念ながらどれも一般人は論文の取り寄せサービスを設けてない。一部電子にて絶版書を閲覧できるサービスはあるが、論文に関しては閲覧できないようだ。
先行研究に必ず出てくる論文があり、どうしても目を通したかった。
様々調べて、国立国会図書館の利用者登録を行った。
国立国会図書館の利用者登録について
東京都にある、国立国会図書館では、遠方の方や研究者、資料を必要としている人向けに、複写サービスを行っている。
登録には、本登録(本人確認書類が必要)と簡易登録の二つがある。
本登録では、資料の複写や調査個所の送付等の遠隔サービスに加えて、来館時にも資料の取り寄せなどを行える来館サービスが利用できる。こちらは本人確認のために身分証が必要なようだ。
私は関東に行ける機会はしばらくなく、論文など資料の複写をメインに利用する予定なので、簡易登録を行った。
こちらは、名前、生年月日、メールアドレス等ですぐに登録できた。
初めての利用なので、さっそく気になっている論文を三つほど申し込んでみた。
資料の名前やページ番号を調べて、申し込みカートに入れる。モノクロかカラーページがあるときはカラーで印刷するか、を選ぶことができた。
申し込みが完了し、複写してから送付され、「国立国会図書館複写受託センター」の名前で、自宅に封書が届く。
資料はビニールシートで、どれがどの資料かわかるようにメモが添えられていた。封書の中に払込票が入っており、届いて20日以内に指定の口座振り込みか、コンビニゆうちょ等で支払いを済ませて、完了である。
ここまでが注文の流れである。
複写サービスを使った所感
いくつか思ったことを書き留めておく。
資料の印刷には何ら問題がなかった。順番通りにきちんと並べられており、見やすく、どれがどの資料かもメモ書きのおかげで確認しやすかった。
私はカラー印刷などこだわりがないので、モノクロでお願いをした。
また、おそらく論文をまとめる紀要などで、紙のサイズが違うのだろう。注文した論文は三つあるが、A4サイズとB4サイズだった。
PDFが公開されている論文はA4サイズがほとんどだが、私はあまりサイズにこだわりがないので、気になる人は気になるかもしれない。
指定がある場合は、申し込みの際に伝えられるので、活用するとよい。
届くまでは特に問題がないので、あとは料金だ。
まず公式サイトから、以下が料金表である。
一枚はそこまで高くないので、注文しやすいと思う。
今回に限っていうと、論文の複写代より、手数料や送料の方が高い結果になった。
手数料等を勘案すると、一回あたりに多く頼むほうがお得かもしれない。
NDLサーチからの申し込みであれば、最大30件まで申し込むことが可能なので、これからはある程度まとめて複写を申し込むつもりである。

