あけましておめでとうございます。
元旦から私は、友人に会ったり親戚にあったりと、ゆっくりゆっくり過ごさせてもらっている。
一月はいく、二月は逃げる、三月はさる、というが。
個人的には12月もかなりすぐ経ってしまった印象である。(そういえば「師走」は師が走り回るほど忙しいという意味だったか)
昔の人が言ったことが、現代にも割と当てはまることが多いのはどうしてなのか。やはり技術が進んだとて、人の動きはあまりかわらないのだろうと、思ってしまう今日この頃。
さて、12月読むことができた論文・本総括を行う。
読んだものは以下である。
- 秋田 喜代美・無藤 隆. 幼児への読み聞かせに対する母親の考えと読書環境に関する行動の検討. 教育心理学研究. 1996, 44巻1号, p. 109-120
- 石崎 理恵. 絵本場面における母親と子どもの対話分析 : フォーマットの獲得と個人差. 発達心理学研究. 1996, 第7巻1号, p. 1-11
- 石川 由美子・前川 久男. 絵本を媒介とした母親と子どもの読み活動に関する研究の動向 . 心身障害学研究. 2000, 第24巻, p. 227-240
- 柳田邦男.大人が絵本に涙する時.平凡社.2006
- 松居直.絵本を読む[新装版].日本エディタースクール出版部.1983
今回論文は、母親と幼児・子どもの絵本や読み聞かせ論文を当たってみた。
個人的には1がかなり面白かった。
読み聞かせについての論文は、親に対する研究は質問紙をとった分析が多いのだが、大体聞く質問紙の内容としては
「子どもが絵本を読む冊数・読み聞かせ頻度・所持している本」
などが多い。
しかし1の研究では、
「親自身が読み聞かせについてどう感じているか・何を意図して読み聞かせを行っているのか」
という「親の読書に対する信念」「それが実際の子どもの行動に合致しているかどうか」といった部分を分析している。
子どもの読み聞かせ、それからの読書スタイル・習慣は、親の意識や習慣に影響されることが多いとされているので、それを再認識することができた論文だ。
近くの図書館で、読み聞かせや絵本についての本を一つのブースとして置いているところがあって、4、5の本を借りてみた。
絵本といえばの人、柳田邦男氏と松居直氏である。
4は、様々な人の実体験を交えながら、生と死について、戦争、家族関係についてなどの重厚なテーマを扱った絵本について紹介している。さすがノンフィクション作家の重鎮である、と言わざるを得ない。
5は、戦後の絵本文化を築き上げた一人である、こどものとも編集者の松居直の本。絵本が出る以前は、子どもの楽しむ話というのは、わらべ歌や昔話で、それらは口で語り継がれてきた。母から子へ、子から孫へ、という風に。その中で、絵本という文化が台頭し、どのような絵本が良いのか、絵本をどう読み解けばよいのか。そんな視点から絵本を学べる一冊である。
とりあえず4と5の参考文献はメモを取ったので、またガンガン本を読んでいこうかなと思っている。
今年も、実りのある一年になりますように。

